#3 SKワイバーンス ダニー・ワース内野手を獲得
こんばんは、猪熊そさらです。
第三回は新戦力についての話題です。
KTに続いて動いたのは今季あと一歩の所でプレーオフ進出を逃してしまった6位のSKワイバーンス。最下位に沈んだKTが監督が変わったように、SKワイバーンスも監督交代を行いました。
その人物とはかつて日本ハムを日本一に導いた名将、トレイ・ヒルマン。今季はメジャーリーグのヒューストン・アストロズでベンチコーチを務めていました。
そして今回紹介するのは、そのアストロズからの選手です。(教え子を連れてきたのかな?)
ダニー・ワース(31)という選手について
今季のメジャーの成績は16試合に出場して打撃成績は(39-7)の0.179 本塁打0
初昇格となった2010年には39試合、2012年には43試合に出場しているものの、メジャー計6年間での通算打撃成績は(300-67)の0.223。また、マイナーでの通算打撃成績も(2023-541)の0.267と特別打撃に秀でているわけではない。
しかし、今季のマイナー打撃成績は(303-100)の0.330、自身初のシーズン2桁本塁打(11本)を記録している。四球も自己最多の54個を選んだが、その一方三振も72と多い。しかし昨年は99個のため、ある程度改善したといえる。
彼の最大の武器は守備であろう。メジャーでは主に守備固めとして起用されているが、セカンド、サード、ショート(ファーストも一応)と内野すべてを守ることができる。さらにショートでは守備率100%、つまり一度も記録に残るエラーはしていないのである。セカンドでも守備率99%と高い数値である。
メジャーだと指標が少ないためマイナーの記録を見てみても、ショートは96%、セカンドは98%と数値的にも優秀であろう。(ちなみにサードは96%)
※余談だが、マイナーではピッチャーでの出場もあるらしい。ナックルが武器だとか
詳しい成績は下からどうぞ
http://www.baseball-reference.com/register/player.cgi?id=worth-001dan
SKは今季、ヘクター・ゴメスが主にショートを守り0.283 21本 62点の成績を残した。このゴメスは守備範囲は広いがドミニカン特有の軽い守備(僕が勝手にそう呼んでるだけです)のせいか荒いプレーも多かった。SKが来年の契約を結ばなかったのはおそらくそのようなプレーを嫌ったからだろう。
新監督のヒルマンがよく知っている選手であり、守備力の高さには定評のあるワースは打撃は未知数なものの、SKの弱点を埋めてくれる存在にはなれるだろう。
SKのクリーンナップは、キム・ガンミン、パク・チョングォンと高齢の選手が多い。チームではおそらく「3番ショート」あたりで起用されるのが予想される。
悲願の優勝へ、ワースはその原動力となれるか。